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よく、この人が子供だった頃を想像する。
お母さんにだっこされて、大切にされて、時に、叱られて、
色々ありながら育ってきたのだろう。
彼の眠る顔を見て思う。
たくさん愛を受け取ってきたのだと。
時々、その愛はいびつで、彼をとてもつらくさせたこともあっただろうけど、
それが愛だと思いもしかなったこともあっただろうけど、
それでも、そこにある愛を、受け取ってきたのだろう。
だから、今ここで、家族にたくさんの愛を注げるのだろう。
この人が子供だった頃を想像すると、なんだか泣けてくる。
無邪気な男の子がくったくなく笑っている。
切なくて、やさしくて、あたたかい、命の匂いがする。
by emiya_xxx
| 2010-03-07 23:58
| こころ