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カテゴリ:こころ( 42 )

そんなものもこの海に捨ててきた

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今まで、
いいと言われてきたもの、
こうすればこうなると言われて信じてきたこと、
そして、してきたこと、
そんなものがみんなどうでもよくなってしまった。
そんなものみんなしたくなくなってしまった。

かと言って、じゃあ、何がいいのかもわからず、
何もしないでいるけれど、
時々それがとても心もとなくて、

ちょっと心が苦しくなる度に、
どうでもよくなってしまったものを、
しなくなってしまった自分がよくないんじゃないかと考えたり、
後ろに引っ張られたりもするけれど…

私はやっぱりもう何もしたくない。

今まで信じてきたこと、いや、信じようとしてきたことは、
本当はそれらを信じていたんじゃなくて、
信じないと前に進めないということを信じていたのかもしれない。
それらを信じ続けること自体が苦しみだったのかもしれない。

そんなものもこの海に捨ててきた。

「今までと同じことをすれば、訪れるのは同じ結果」

ある人のその言葉を聞いて静かに決心した。
もう振り返らない。
もう同じ道を歩かない。
外側にあるものに惑わされない。

とてもこわいのに、そうせずにはいられない。
私が信じるのはその衝動だけだ。
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by emiya_xxx | 2012-01-25 16:15 | こころ

go with the flow

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何もわからなくなって、わかることもある。

止まることを、恐れない。
変わることを、恐れない。

そんなことを、ふと、思った夜。




何の意図もなく、乱写したものの中に、
お気に入りの写真があることが、よくあるなぁ。
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by emiya_xxx | 2011-09-15 01:26 | こころ

前略 親父さま 2

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私が初めてカメラをいじったのは小学校5年生の時。
親父さまのミノルタのカメラをわけもわからずいじりながら撮っていました。

おもしろがってどんどん撮った私。
今思えば、フィルム代だって、現像代だって、大変だっただろうに、
ひとことの文句も言わず、出してくれていたんですね。

都内の専門学校の入学金や学費、交通費も、
今思えばべらぼうに高い金額だったでしょう。
それも黙って出してくれていたんですね。

幼い私にはそのありがたみなんてこれっぽっちも感じられませんでした。
それが当たり前で、考えることすらしませんでした。

親になってわかります。
大変だっただろうなぁ、って。

それにね、親がいるってことが当たり前だと思ってました。
たとえ連絡を取らなくても、会わなくても、親がいるってのは素晴らしいことですねぇ。
親父様がそっちに行って改めて感じています。
昔から会いもせず話もせずでしたけど、いないってのはこんなに寂しいもんなんですねぇ。
ってことは、ちゃあんと、愛を受け取っていたってことなんですよねぇ。

親父様、本当に、本当に、ありがとうございます。
親父様の娘に生まれてよかったです。
本当にひどい目にあいました。
今はああういのを虐待とかパワーハラスメントって言うんですよ。
でも、そのおかげでセラピストになれました。
すべてはそれぞれの魂が選んで生きた道、順当な道だったんですねぇ。

裏のお寺は今も変わらないですよ。
ほら、これは、門から入ったお堂の正面のところですよ。
どうです、娘の撮った写真は?
まだまだだ、って言われそうですね。
私はディディールつぶしますからね(笑)
でも、私はこれが好きなんですよ。

親父様、寂しいです。
会いたいですよ。

ほんじゃまた。
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by emiya_xxx | 2011-02-12 20:40 | こころ

前略 親父さま

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今日は雪です。
親父さまの眠っているお寺も真っ白です。
寒くないですか?
寒くないか、体ないもんね(笑)
毎日お線香をあげない娘を許してください。
まだ、あなたの死と向き合えていません。
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by emiya_xxx | 2011-02-11 20:38 | こころ

冬の海で

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薄暗い明け方の海の波打ち際で、キミはうれしそうに海を見ていた。
ぴょんぴょん跳ねたり、くるくる回ったり。
いつもよりうんと笑顔で。

これは教えておきたいの。
何かあって心が疲れたら、自然のふところにいだかれなさい。
そうすれば、キミは自分の力と輝きを取り戻せる。
自然は神様がくれた魔法なの。

いつかママの体がなくなった時は、
ママは自然とひとつになっていつもキミを見ている。

母、思う。
冬の海で。
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by emiya_xxx | 2011-01-10 02:11 | こころ

さっちゃん

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彼女はさっちゃん
道端のほったて小屋で野菜直売所を営むタイの女性。
生きるということを背中で教えてくれる人。

ありがとう。
あなたの存在が放つ輝きが、私を照らす。

いつも、この笑顔に会いに行く。
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by emiya_xxx | 2010-09-07 22:28 | こころ

私の「頭」へ

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頭とは本当に厄介。
心が感じることをことごとく否定する。

でも。

怯えているだけなんだよね(ナウシカ風に)。

悪いことが起こらないように、
ひどい目にあわないように、
安全と安心をいちばんに考えて。

過去の体験と情報に従順なお利口さんな私の頭。
今まで心が感じることをしてきて、悪いことが起こったことはありますか?
大丈夫だよ。
心の声を聞いて。
涙がにじむのは恐れが溶け出しているからだよ。
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by emiya_xxx | 2010-06-14 23:07 | こころ

さよなら

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アンナと散歩に行った。
いつものお寺に寄る。

足を踏み入れて、私達は言葉を失った。

そこにあった立派な2本の桜の木がなくなっていたのだ。
無惨な切り株が、切り倒されたであろう老木の名残りとしてそこにあった。
心ない切り方に見えた。
雑に切り倒したであろうことが切り口から伺えた。
いや、私が勝手にそう感じただけかもしれないけれど。
悲しかった。
ショックだった。

アンナは切り株に駆け寄り、まだ真新しい切り口をなでながらうつむいた。

「なんで切っちゃったの…?」

彼女は誰にともなく言った。

ふたつの切り株をなでると、彼女は境内に走っていった。
そして、お気に入りの木の下にうずくまり、木の幹をずっとなでていた。
泣いているようだった。
その木は彼女が友達みたいに仲良くしている木だった。

ねぇ、キミは木や草や花と話ができることを、ママは知ってるよ。
言葉で話すんじゃなく、心で通じ合うんだ。
切り倒されてなくなった桜の木も、キミの大切な友達だったね。

大好きな木のために涙を流せる、そんなアンナがママは大好き。
アンナの心、いなくなった桜の木にも伝わってるよ。
さびしがってくれてありがとう、って、きっと喜んでる。
ありがとう、さよなら、って、きっと言ってる。

なんて素敵な子。
あなたの輝きが私を照らすよ。
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by emiya_xxx | 2010-06-10 23:51 | こころ

I'm wrapped aroud your love

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このヤシカフレックスは、暗い押し入れの奥で長い間眠っていた。
父が動けなくなった時からずっと。

誰も手入れすることがなかったカメラの痛みはひどかった。
ストラップはちぎれ、張ってあった皮は半分以上割れてはがれ落ち、
湿気でカビは内部にまで及んでいて、
ファインダーをのぞくとあちこちに黒いシミがあるみたいだった。

父が家を離れて私がこのカメラを見つけた時は、もう使えないだろうと思った。
試し撮りしたらまだ撮れる。
でも、フィルムに慣れていない私は、やがて触らなくなった。

この家にやって来たabuは、カメラを分解し、丁寧に、慎重に、汚れを落とした。
割れた皮を全部はがし、白い皮をなめして、型紙を作って、全面に貼った。
ヤシカフレックスは生まれ変わった。

ひどい父親だった。
でも、たったひとりの父親だ。
まるで、施設のベッドで動けなくなった父みたいに、
このカメラは朽ちていくはずだった。
けれど、abuによって新しい命を得た。
そして、abuの手の中でしょっちゅうシャッター音を鳴らしている。
どんなにかうれしいことだろう、また大切に使ってもらえるなんて。

父は自力では何もできなくなってしまった。
いつか来る悲しい日を考えないと言ったら嘘になる。
でも、父がこよなく愛したこのカメラは甦った。
abuの手で。

写真が、カメラが、大好きだった父。

いつしか、誰にすすめられることも、教わることもなく、
カメラを手にして写真にのめり込んでいった私。
そして、写真を撮るabuに出逢った。

写真がつなぐ縁。

5歳にもならない幼い私が昼寝をしているモノクロの写真がアルバムに残っている。
このヤシカフレックスで父が撮った写真だ。

今はabuがこのカメラで私を撮る。

カメラが、命だとしたら、愛だとしたら、
父からabuへ、それが巡り、受け継がれていった。
まるで、父がabuにこう言った気がした。

「娘を頼んだ」
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by emiya_xxx | 2010-05-04 21:56 | こころ

サクラサク

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桜が桜であるように、
私も私であれますように…
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by emiya_xxx | 2010-04-10 21:47 | こころ